- 巷で増えている「成功報酬制」の料金システム。弊社は古典的な「時間制課金」料金システムしか
導入していません。調査の現場を経験していれば、理由は簡単です。 - ターゲットの動きや交通手段、取り巻く環境等は様々で、例えば、浮気調査の場合について説明
しますと、週に1度は必ず愛人と密会する人もあれば、月に何度か不規則に会う人も存在します。 - 決定的な証拠を掴む（分かりやすく言えば、ラブホテルへ入る、出る、不倫相手の帰着先の特定と
鮮明な撮影）には、行動パターンが読めなければ、「運」がないと短期間では結果が出ませんが、
一発で決定的な証拠を掴むためには、万全の調査体制を敷かないとダメなのですが、万全を
期して例えば、3名の調査員でチームを組んでも、空振りに終わってしまうケースがあります。 - ご依頼者は結果が全てであっても、個人の私立探偵は3名なら2名分、2名なら1名分の人件費を
支払う必要があり、私1名で良ければ、仮に空振りの場合、経費だけのケースがあっても行動調査
のプロ（私の目から見て）に応援をお願いしている場合、空振りだから人件費0という訳にはいかない
のです。だから「成功報酬制」を導入出来ない訳で、1名単独で実施して、パターンを読めれば、
万全の調査体制という場合でも「運」が悪ければ、空振りに終わってしまうケースが往々にして
ありますので、私は常々「ギャンブル」的な不確定要素があることを重々ご説明しています。 - 「結果が出なければ料金￥0」、「完全成功報酬制」を謳い文句にされている探偵社のHPが
増えて来ていますが、本当ならお客様にとって、メリットは大だと思いますが、結果が出ない
場合の経費や成功の定義、成功報酬の金額等を最初によく確認しておかないと、トラブルの
多い制度だと聞き及んでいます。 - 「探偵」は生身の人間が業を行う訳ですので、何でも可能に出来る「スーパーマン」では
ありません。結果が全てと信じて疑わないご依頼者と、現場の探偵との温度差をよく
感じます。2017/12/8
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