数多くある探偵社、探偵事務所の中でも、多かれ少なかれ必ず
得手・不得手な調査分野があると思います。例えば、素行や浮気の
証拠蒐集を目的とした行動調査。仮に御依頼者サイドで、上手く尾行
出来たとしても、決定的な瞬間を撮影するのは至難の業です。特に照明の
少ない夜間(低照度)に相手に察知されることなく、鮮明な動画や写真を
撮影出来るのは探偵事務所でも最新の撮影機材を惜しみなく先行投資して
いる一握りの業者しか存在しません。私含めて多くの業者の一番の高い
ハードルが夜間、低照度の場所で、望遠ズームで如何にして証拠となり得る
鮮明な画像を撮影するか?問題意識の低い探偵は、せいぜい3㍍しか届かない
ナイトショットで我慢するのでしょうが、それでは良い仕事は出来ません。
やはりココ一番に頼りになる最新の撮影機材、それも相当に高価な機材を
惜しみなく導入している探偵事務所は、機材オタクではなく、探偵としての
熱意が違います。行動調査1つ例に挙げても調査力には差異があり、結婚や
個人信用、企業信用を含めた信用調査全般、盗聴器発見調査に於いても
各々ノウハウや経験値が大きく異なります。
私の場合は信用調査全般が最も経験が豊富で、知識・キャリアを有しており、
相応の自負心があります。
然し、行動調査も全割合の1割程度でも依頼があります。その都度、一生懸命に
取り組んでいますが、同じ探偵という職業人から見ても、既記の通り、上には上が
いるもので、まだまだ機材含めてより良い仕事をやり遂げるために勉強・修行を
しないとダメなのがD・SPECの現状で、果てなき向上心は持ち続けています。
私の知る限りですが、①素行、浮気などの行動調査、②結婚相手や得体の知れない
相手の個人信用調査、リクルート調査などの信用調査全般(一部、所在調査も同枠に
入ります)、③盗聴器・盗撮器発見調査など全てを高次元で出来る探偵事務所は
知りませんし、そのようなオールマイティで優秀な「探偵」は国内には殆どいない
と思っています。
2015.11.6