信用調査の情報源の中心は、取材(聞き込み)です。やってみないと多くの
有益な情報が入手できるか否か分からないものですから、調査の仕事を受けた
段階で、責任感の人一倍強い私は、相当なプレッシャーを感じます。このような
仕事を既に28年やっていますが、毎度、重圧はかかります。すんなりと有益な
情報が入手できた場合は、素直にうれしくホッとします。逆に方々、隅々まで取材
しても有益な情報が取れないケースも中にはありますが、これはこれで、これだけ
必死に取材しても情報が取れない場合は、誰がやっても取れないという変な自信が
湧いてきます。これで、あたかも情報が取得出来たような報告書は「作文」以外の
何ものでもありません。「調査」と「作文」は全く異なるものですし、「作文」は
大嫌いな探偵ですので、「分からないものは分からない」が誠実ですし、現実です。
何度も繰り返しますが、探偵はスーパーマンではありませんが、これを専門職として
いますので、一般の人よりは卓越した洞察力含めて「何か持っています」。そうで
なければ、長年「探偵」を職業には出来ません。私は時折、「調査の天才」と思う
ようなタイムリーな調査で自画自賛してしまうことがありますが、「油断大敵」と
「慢心」を戒め、常に「謙虚」に調査の仕事に向き合うようにしています。
2015.6.22